ウイルス不活性化およびウイルス性肺炎治療用溶媒和電子水
特開2021-187766
書誌
- (19)【発行国】
- 日本国特許庁(JP)
- (12)【公報種別】
- 公開特許公報(A)
- (11)【公開番号】
- 特開2021-187766(P2021-187766A)
- (43)【公開日】
- 令和3年12月13日(2021.12.13)
- (54)【発明の名称】
- ウイルス不活性化およびウイルス性肺炎治療用溶媒和電子水
- (51)【国際特許分類】
-
A61K 33/00 (2006.01)
A61M 15/00 (2006.01)
A61M 11/00 (2006.01)
A61P 31/14 (2006.01)
A61P 11/00 (2006.01)
A61P 29/00 (2006.01)
- 【FI】
-
A61K 33/00
A61M 15/00 Z
A61M 11/00 300
A61P 31/14
A61P 11/00
A61P 29/00
-
- 【審査請求】
- 未請求
- 【請求項の数】
- 3
- 【出願形態】
- OL
- 【全頁数】
- 8
- (21)【出願番号】
- 特願2020-93163(P2020-93163)
- (22)【出願日】
- 令和2年5月28日(2020.5.28)
- (71)【出願人】
-
- 【識別番号】
- 516160049
- 【氏名又は名称】
- 有限会社 イオン化学
- (74)【代理人】
-
- 【識別番号】
- 100091627
- 【弁理士】
- 【氏名又は名称】
- 朝比 一夫
- (72)【発明者】
-
- 【氏名】
- 苅野 仁
要約
- (57)【要約】 (修正有)
-
- 【課題】
- 新型コロナウイルスを不活性化させると同時に、ウイルス性肺炎の治療に用いることができる溶媒和電子水の提供。
- 【解決手段】
- 発電所→送電線→コンセントに送られて来た銅の自由電子を、高分子半導体を通過させることで、エネルギーを増幅させ溶媒和しやすくした後、滅菌精製水に作用させて溶媒和電子を包含した滅菌精製水を得た後、吸入器または超音波加湿器を用いて肺炎患者に吸入させることで、ウイルスを還元雰囲気に曝して不活性化を図ることができるとともに、溶媒和電子の強力な抗酸化作用により、肺を形成する細胞の過酸化脂質の増加を抑制することで、還元作用による炎症治療を同時進行させる。
- 【選択図】
- なし
請求の範囲
- 【特許請求の範囲】
-
- 【請求項1】
- 銅の自由電子を、高分子半導体を通過させることで、エネルギーを増幅させ溶媒和しやすくした後、各種の水性溶媒中に溶媒和電子を生成させて溶媒和電子水を作製し、当該溶媒和電子水を新型コロナウイルス患者に飲用させて、新型コロナウイルスの不活性化を図ることができるとともに、当該溶媒和電子水を吸入器等で患者に吸引させ新型コロナウイルス性肺炎患者の治療に用いることができる溶媒和電子水。
- 【請求項2】
- 前記高分子半導体が、シリコーンを母材とする請求項1記載の溶媒和電子水。
- 【請求項3】
- 前記各種水性溶媒が医療用滅菌精製水である請求項1記載の溶媒和電子水。
詳細な説明
- 【発明の詳細な説明】
-
- 【技術分野】
-
- 【0001】
- 本発明は、ウイルス不活性化およびウイルス性肺炎治療用溶媒和電子水に関し、特に新型コロナウイルス患者に飲用させて、新型コロナウイルスの不活性化を図ることができるとともに、当該溶媒和電子水を吸入器等で患者に吸引させ新型コロナウイルス性肺炎患者の治療に用いることができる溶媒和電子水に関する。
- 【背景技術】
-
- 【0002】
- 副作用の無い安全な方法で、体内に侵入したウイルスを不活性化する技術は、これまでには存在しない。通常は、出現したウイルス毎に治療薬を開発して、多かれ少なかれ必ず存在する副作用と、ウイルスに対する効果を確認する臨床試験を実施して、その後、各国の定める承認を得て、一般の患者に投与されるという時間のかかかるシステムになっている。
- 【0003】
- 2020年3月頃の中国武漢市では、治療薬の開発されていない新型コロナウイルスによる肺炎患者に対して、副作用の恐れが少ない漢方薬を処方するケースが多くあったと一部報道されている。
- 【0004】
- 漢方薬は、自然物が持つ還元作用を、長年の経験と知恵で、上手に利用しているが、効果が穏やかなのと、科学的根拠に欠けるとの理由で、あまり表だった報道にはなっていない。
- 【0005】
- これまで人類は、体内に侵入してしまったウイルスを不活性化する技術は、各ウイルス毎に治療薬を開発して、臨床試験を行い安全を確認してから、一般の患者に投与するという時間のかかる方法しか持たなかったため、この度の新型コロナウイルスのような感染力の強いウイルスが突然出現すると、治療薬の開発を待たずして、沢山の感染者と重症患者.死者を出すという結果を招いている。
- 【0006】
- なお、肺炎の治療としては、「喘息および他の肺障害を治療するための組成物および方法」として特開2015-028087が知られており、肺障害を治療することを開示している。
- 【0007】
- 具体的には、前記公開公報の明細書で開示されているような少なくとも1つの界面動電的に生成された流体(界面動電的に生成されたガス富化流体を含む)を含む治療組成物を投与することによって、治療又は予防を必要とする患者における、気流閉塞又は制限を特徴とする肺又は呼吸器障害もしくは病状、或いはその症状(例えば、喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎(例えば、鼻呼吸路)、及び慢性閉塞性肺疾患(COPD)及びCOPD関連病状(例えば、気管支炎、肺気腫、喘息)、肺気腫、肺炎、気管支炎、インフルエンザ、SARS、結核、及びゼーゼーいう咳(百日咳)、など)を治療又は予防するための組成物及び方法であって、界面動電的に変性された水性流体が、細胞内シグナル伝達の調節を行うのに十分な細胞膜構造又は機能を改変するのに適しており、肺障害又はその症状を治療することがこれにより可能になる、組成物及び方法が提供される。
- 【0008】
- しかしながら、実施例中に示される溶媒和電子の存在は、推察の域を脱していないので、溶媒和電子の治療効果とは言えない。
- 【先行技術文献】
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- 【特許文献】
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- 【0009】
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- 【特許文献1】
- 特開2015-028087
- 【発明の概要】
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- 【発明が解決しようとする課題】
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- 【0010】
- 本発明は、前述した背景技術の問題点に鑑みなされたもので、ウイルス全般の弱点である還元雰囲気を安全に体内に実現させることで、ウイルス毎の治療薬開発を不要とし、身近な飲料用のボトルウオーターや医療用の滅菌精製水に、溶媒和電子を含有させ強力な還元力を付与して、体内に侵入したウイルスの不活性化および肺炎等の炎症の治療に用いることで、ウイルスに対応できるようにすることを課題とする
- 【課題を解決するための手段】
-
- 【0011】
- 前記課題を解決するために、本発明は、以下の(1)-(3)を特徴とする。
(1)銅の自由電子を、高分子半導体を通過させることで、エネルギーを増幅させ溶媒和しやすくした後、各種の水性溶媒中に溶媒和電子を生成させて溶媒和電子水を作製し、当該溶媒和電子水を新型コロナウイルス患者に飲用させて、新型コロナウイルスの不活性化を図ることができるとともに、当該溶媒和電子水を吸入器等で患者に吸引させ新型コロナウイルス性肺炎患者の治療に用いることができる溶媒和電子水。
- 【0012】
- (2)前記高分子半導体が、シリコーンを母材とする請求項1記載の溶媒和電子水。
(3)前記各種水性溶媒が医療用滅菌精製水である請求項1記載の溶媒和電子水。
- 【発明の効果】
-
- 【0013】
- 本発明の溶媒和電子水によれば、滅菌精製水に作用させて溶媒和電子を包含した滅菌精製水を得た後、吸入器または超音波加湿器を用いて肺炎患者に吸入させることで、ウイルスを還元雰囲気に曝して不活性化を図ることができるとともに、溶媒和電子の強力な抗酸化作用により、肺を形成する細胞の過酸化脂質の増加を抑制することで、還元作用による炎症治療を同時進行させる。
- 【発明を実施するための形態】
-
- 【0014】
- (溶媒和電子水の作製)
本溶媒和電子水の作製は、後にN型高分子半導体と判明した、ヘテロポリ酸触媒(特許第3171560号)に、直流マイナスの電荷を付与して、精製水中に浸漬することで達成される。
- 【0015】
- 係る高分子半導体は、能動素子のトランジスタやダイオードの様に、入力エネルギーを増幅して出力する機能を有しており、その増幅の度合いは、物理的実験の結果により明らかにされる。
- 【0016】
- (実験1){資料1}
市販の直径1.0mmのアルミニウム製細線10メートルを用意して、抵抗値を測定したところ3.77Ωだったが、次に溶媒和電子水30cc入りのラミネートパックを、細線の上に置いて抵抗値を測定すると、3.65Ωに減少していた。
- 【0017】
- (実験2){資料2}
市販の直径1.2mmの銅線10メートルを用意して、抵抗値を測定したところ1.2Ωだったが、次に本溶媒和電子水30cc入りのラミネートパックを、銅線の上に置いて抵抗値を測定すると、1.1Ωに減少していた。
- 【0018】
- (実験結果の考察1)
高分子半導体が作り出す電子のエネルギーレベルは、能動素子のトランジスタやダイオードでは成し得なかった高いもので、水や油等種々の溶媒に対して長期間安定して存在できる本溶媒和電子を生成できると考察される。
- 【0019】
- (実験結果の考察2)
ラミネートパックは絶縁体であるのに、本溶媒和電子水中の溶媒和電子は、どのような経路でアルミニウムや銅の抵抗値に影響を及ぼしたのか、という疑問が湧いてくるが、それは、溶媒和電子の性質を理解すれば解決する。
- 【0020】
- 量子物理学的にみると、電子はフェルミ粒子であり、その挙動はバラバラで連動性はまったく無いが、溶媒和電子の特性として必ず対(ツイン)になる性質が有り、フェルミ粒子が対になると、ボーズ粒子として振る舞うという摂理で、皆同じ方向に動くようになるので、電波や電磁波として、絶縁物を介してもアルミニウムや銅に作用したと考察される。
- 【0021】
- (本溶媒和電子のエネルギーレベル){資料3}
弊社製高分子半導体で、エネルギーが増幅された銅の自由電子のエネルギーレベルは、ラジオアイソトープのβ線のように、他の原子や分子に電離を起こさせるような強力なものではないが、菜種油やエンジンオイルのような絶縁液体中に、油分子を溶媒とした溶媒和電子を生成させると、これまで人類が経験したことの無い以下のような現象が実現する。
- 【0022】
- 菜種油においては、通常の菜種油の新油と、特許第3463660号記載の食用油酸化防止装置を用いて、直流マイナスの電力を48時間印加して溶媒和電子を含有させた菜種油の、熱伝導率(熱線法,測定温度180℃)を測定した結果、通常の菜種油の新油が0.131W/(m.K)であったのに対し、溶媒和電子を含有させた菜種油の熱伝導率は、0.161W/(m.K)であり、約23%熱伝導率が向上していた。
- 【0023】
- なお、実際のフライオイルとしての菜種油で、溶媒和電子の有無での揚げ物の芯温比較テストを実施したところ、揚げ時間と揚げ温度を同一として、チキンが通常品76.7℃から溶媒和電子含有96.4℃と、芯温が19.7℃高くなっており、豚カツでは、通常品67.4℃から、溶媒和電子含有76.7℃と、9.3℃高くなっており、菜種油の熱伝導率向上を裏付ける結果となっている。
- 【0024】
- また、エンジンオイルでは、試料として「高度水素化分解基油0W20」を用いて、通常の新品オイルと、これに高分子半導体をSUS304製のステンレスチューブに封入した電極を浸漬して、直流マイナスの電力を48時間印加して溶媒和電子を含有させたオイルでの熱伝導率(熱線法,測定温度80℃)を測定した結果、新品オイル0.128W/(m.K)であったのに対し、溶媒和電子含有オイルは0.138W/(m.K)であり、通常の新品オイルに比較して7.8%熱伝導率を改善していた。
- 【0025】
- 熱機関であるエンジンの運転に関して、熱伝導では重要な役割を担っているエンジンオ
イルの熱伝導率改善は、そのままエンジンの熱効率改善に直結する極めて重要な結果といえる。
- 【0026】
- (溶媒和電子水の還元力1){資料4}
本溶媒和電子水の持つ還元力が、どれ程強力かを示す鉛蓄電池への添加の事例。
- 【0027】
- 現在(2020/5/1)でも、鉛蓄電池使用の経年劣化で発生する硫酸鉛の結晶(サルフェーション)は溶かすことができないと、世界中の電気化学の教科書や専門書に記載されているが、本溶媒和電子水を、中古の鉛蓄電池に電解液の0.5%添加した公式データ(財団法人日本品質保証機構)では、サルフェーションを溶かして電池容量が回復していく試験データが得られている。世界初にして唯一の、サルフェーション溶解事例といえる。
- 【0028】
- (溶媒和電子水の還元力2){資料5}
生体への投与、鶏卵採取用20万羽飼育の養鶏場において、小区画(120羽用)鶏用飲用水100Lタンクに、高分子半導体と電源を設置して、鶏に本溶媒和電子水を飲料水として与えて、7日間経過後、鶏卵の変化を「財団法人日本食品分析センター」にて検査した結果、ビタミンE(α-トコフェロール当量)が、他の区画の鶏卵と比較して1.4mg/100gから1.5mg/100gに増加し、コレステロールは374mg/100gから355mg/100gに減少した。また、物理的には、濃厚卵白がしっかりしてきて、卵黄がテスト皿の上で高さが増し、爪楊枝を5本以上刺しても、卵黄を覆う膜は破壊されなかった。
- 【0029】
- なお、ゲージ飼いの鶏は、驚きやすく騒がしかったのが、おとなしくなったとの報告有り。
- 【0030】
- 大型養鶏施設でゲージ飼いされている鶏が産んだ卵が、何故平飼い(地面の土の上で飼う)の鶏が産んだ卵のような、物理的様相と化学的分析値を表すのか?
- 【0031】
- それは、現代人にも言える事であるが、多くの生き物をエネルギー(微弱電気)的に見ると、足裏と地面とで、絶妙なエネルギーの遣り取りが存在するようである。
- 【0032】
- ところが現代人は、ゲージ飼いされている鶏のように、外出時は靴を履いて、地面とは電気的に絶縁しており、体内のエネルギー(微弱電気)のバランスが崩れている方が多いように見受けられる。
- 【0033】
- (溶媒和電子の脂質に対する還元力1){資料6}
人体の細胞膜はリン脂質の二重構造で、肺炎は、ウイルスを撃退しようとして免疫細胞が大量に作り出す(1細胞当り10億個以上)活性酸素により、細胞膜の過酸化脂質の増加が進行して、炎症を起こした後もろくなり破壊されていくという過程で、進行する。ここでは、溶媒和電子の脂質に対する還元力を示すデータを開示する。
- 【0034】
- 毎日大量にフライを揚げるスーパーマーケットにて、菜種油使用のフライヤーに高分子半導体を設置、設置前後各4日間使用油を「SGSジャパン株式会社」にて分析をした結果、酸価値が2.18から1.46に抑えられており、毒性指数のカルボニル値も15から13に抑えられていることが明かにされた。
- 【0035】
- (溶媒和電子の脂質に対する還元力2){資料7}
揚げ物の保存期間を決める、さつま揚げ抽出油の経時劣化を表す過酸化物価を「財団法人日本食品分析センター」にて、通常品を揚げてから1日目、2日後と、高分子半導体使用品では、揚げてから、4日後、6日後、8日後を測定した結果、それぞれの過酸化物価は1日目5.0meq/kg、2日後6.1meq/kg、4日後8.8meq/kg、6日後8.2meq/kg、8日後7.0meq/kgと、
通常、過酸化物価は経時劣化と同時進行で増加するものであるのに、高分子半導体使用品では、通常とは逆に減少していくという現象が起きている。
- 【0036】
- (高エネルギーレベル電子の作用){資料8}
市販の家庭用食品ラップに、高分子半導体をSUS304製のステンレスチューブに封入した電極を密着させて、直流マイナスの電力を48時間印加して、電子チャージラップを作製して、青魚(サンマ)の鮮度保持能力(K値)と、牛肉保存における制菌作用を「財団法人日本食品分析センター」にて、測定した結果、以下の回答を得た。
- 【0037】
- 通常ラップ使用で3日間冷蔵保存した青魚(サンマ)K値37%、電子チャージラップ使用で3日間冷蔵保存した青魚(サンマ)K値31%であった。(*K値は低い程鮮度が良い)
- 【0038】
- 比較生理生化学では、魚類や筋肉中のATPは、死後、酵素の作用を受けて分解し、ADP、AMP、IMPを経由して、イノシン(HxR)またはヒポキサンチン(Hx)に変化するとしており、魚肉中のATP分解生成物総量に対するHxR+Hx量の百分率(K値)を提供する。すなわちK値(%)=[HxR+Hx]/[ATP+ADP+AMP+IMP+HxR+Hx]×100となる。
- 【0039】
- 生物の細胞内では、生命エネルギーが絶たれて後、酵素等の働きで細かく分解酸化されてゆくように、自然の摂理が働くが、そこにエネルギー値の高い電子(還元要素)が作用すると、ATPの分解を遅延させられるので、鮮度保持ツールとして有効である。
- 【0040】
- 通常ラップ使用で8日間冷蔵保存した牛肉は、一般細菌数(生菌数)1.3×10の8乗/gであり、電子チャージラップ使用で8日間冷蔵保存した牛肉は、一般細菌数(生菌数)3.0×10の7乗/gであった。
- 【0041】
- 上記2件のテストでは、溶媒和電子は登場していない。高分子半導体でエネルギーを高められた、電子の持つエネルギーが、絶縁体の食品ラップ(高分子)中の束縛電子に転写されたものである。
- 【0042】
- なお、高分子半導体に直流マイナスの電力を印加しても、使用する電力量は、メーターが回らないので、ゼロである。
- 【0043】
- 直流電流のマイナス側だけを使用するという事は、通常の電気製品では有り得ないことで、現状の電力量測定機(電気メーター)では、測定不能である。
- 【0044】
- エネルギー保存法則には反するが、上記のような人類に好都合な変化を、投入エネルギーゼロで、起こすことが現実となっている。
- 【0045】
- (溶媒和電子水の炎症治癒能力)
高分子半導体を用いた溶媒和電子発生装置を、温浴器として浴槽に設置して試験的に使用したモニターからは、子供さんの皮膚の痒み(アトピー性皮膚炎)が完治したとの報告が届いている。
- 【0046】
- (重度の火傷治療の事例)
患者は、フライヤーへの酸化防止装置取り付け作業中に、過って185℃のフライ油の中に左手の手首まで浸かってしまい、すぐに流水で冷やしましたが、ヒリヒリとした痛みはかなり強いものでした。そこで患者は、本溶媒和電子水をスプレーボトルに積めたものを所持していたのを思い出し、これを患部にスプレーすると、痛みがどんどん引いていき、やがて痛みがゼロになりましたが、安心してスプレーを止めると、また少し痛み出し、再度スプレーすることを30分間ほど繰り返し、痛みは完全に引きました。その後は、当然火膨れになると覚悟していましたが、5日後に薄い皮が剥けて終了でした。
- 【0047】
- (ピロリ菌)
日本人のピロリ菌感染者数は、約3,500万人と言われているが、中でも胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍に悩まされている方々が、少なからずいる。あるとき、仕事上の知人から、自分は長年ピロリ菌が原因の胃炎に悩まされている、医師から投薬も受けているが改善されない、定期的にピロリ菌の菌数も検査しているが、一向に減らないで困っている、試しに溶媒和電子水を飲んで見たいので、譲って欲しいと頼まれ、無償で差し上げたところ、3ヶ月程して、ピロリ菌の菌数検査でゼロ(検出限界)以下になったとのことで、報告に見えられた。
- 【0048】
- ピロリ菌が酵素を出して尿素を分解し、アンモニアを作る過程で、溶媒和電子が作用すると、アンモニアは電子が最も溶媒和しやすい溶媒の一つのため、アンモニアが生成された瞬間に電子が溶媒和して、アンモニアの分子集団(クラスター)が最小化して、ピロリ菌を胃酸から守る能力を失うと考察される。
- 【0049】
- (溶媒和電子水の特異な性質)
本溶媒和電子水の特異な性質として、元筑波大学大学院教授(鶏博士)が行った、酸とアルカリに対する本溶媒和電子の作用から、興味深い実験結果が得られている。
- 【0050】
- 超純水をベースに、次亜塩素酸ナトリウムと蟻酸を用いて、アルカリと酸それぞれ100ppm1000ccの溶液を用意して、これに高分子半導体をSUS304製のステンレスチューブに封入した電極を浸漬して、直流マイナス12Vの電力を印加して、pHの経時変化を観察したところ、7日後にそれぞれがpH7.0で落ち着いたとの事、ただし、現代科学の常識からすれば、酸性かアルカリ性のどちらか一方に向かうはずであり、自分もその様に予想していた。
この結果は、有り得ないことであるとの評価を戴いた。
- 【0051】
- (以上の報告から推察される本発明の効果)
上述したように、温浴器ではアトピー性皮膚炎を完治させたこと、185℃のフライ油に手首まで浸かってしまった火傷を、溶媒和電子水のスプレーで痛みを和らげ、火膨れにもならずに済んだことから、本発明の、溶媒和電子水は新型コロナウイルス性肺炎の治療に最適といえる。
- 【0052】
- また、現代人は、ゲージ飼いされている鶏のように、外出時は靴を履いて、地面とは電気的に絶縁しており、体内のエネルギー(微弱電気)のバランス崩れている(多くはプラス過多)と指摘したが、この崩れ方が大きい方々が、インフルエンザウイルスや新型コロナウイルスに感染した時に、発症したり重症化したりするのであり、持病の有る方(当然バランスが崩れている)や、喫煙者、高齢者で運動不足の方も同様である。
- 【0053】
- 上記のように、本溶媒和電子および本溶媒和電子水の作り出す還元要素は、食品保存では一般細菌を制菌し、ピロリ菌の殺菌では、初めて副作用無しで菌数ゼロを可能にした。上述したように、温浴器ではアトピー性皮膚炎を完治させたこと、185℃のフライ油に手首まで浸かってしまった火傷を、溶媒和電子水のスプレーで痛みを和らげ、火膨れにもならずに済んだことから、本発明の、溶媒和電子水は新型コロナウイルス性肺炎の治療に最適といえる。